眞田正適の心書

住職の心書424.希釈

「生きている時に、同じ悪事を行っても地獄に落ちる人と落ちない人がいるがどうしてその差になるのか教えて下さい。」と弟子がお釈迦様に質問しました。

お釈迦様は
塩を小さなコップの水に入れると塩辛くなって飲み水にはならないが川に投げ入れると水には何の変化も起こらない
それと同じように人間は生きていれば知らず知らずのうちに悪いこと(悪行)してしまう。
だからこそ普段から善行を心がけて生活する事が悪事を軽減し心身を清める事になると説かれました。

悪いことはしてしまった事は過去に戻って消す事はできませんが過去を悔い改め、良い行い(善行)する事によって悪行は自然と薄まっていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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