眞田正適の心書

住職の心書433.ベスト

数々の投稿してきた中で「そうは言っても‥」と言った意見もいただきます。
仏教を信仰さえすれば全ての問題を解決する事ができるかと言われたら現実問題解決できない事もあります。

「泣き悲しむ事で利益になるなら、賢者もそうするだろう。」(スッタニパータ)

歯が痛かったら歯が痛いと泣いても傷みが和らぐ事はありません。
歯医者に行って治療するから痛みがなくなるように苦しい、悲しい、辛いと言っているだけでは問題解決には至りません。

人生終わったと悲観的になって泣くだけでは問題解決にはならないからやめときなさいとお釈迦さまは説かれております。

どうしようもないことに関して真剣に悩み行動を起こすからこそ一筋の光が差してくるのであります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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