眞田正適の心書

住職の心書438.懺悔 1/2

「懺悔文」
我昔所造諸悪業
皆由無始貪瞋痴
従身語意之所生
 一切我今皆懺悔
(華厳経行願品)

訳)私が過去に行った過ちは、全て始めも分からない貪り、怒り、愚かさによります。
それは身体・口・意(三業)の行いから起きたものです。全てを、私は今悔い改めます。

お経をお唱えする前に必ず初めに「懺悔文」をお唱えして過去の過ちを懺悔します。
 
懺悔したからといって全て許される訳ではありませんが、自身の過去の行い、傷つけてしまった事を知り、それらをそのままにしておかないで改める事、改めようとする姿勢が問題解決に繋がっていく。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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