眞田正適の心書

住職の心書470.無記

私たちは欲を持ちながら生きております。

「欲を捨てろ」と言われても生きている限り捨てる事は出来ません。

お釈迦様は欲望に対して「無記」だと言い、良いとか悪いとか記すことが出来ない事だと説かれております。
 
「禁欲」は説いてはおりませんがもっと更にもっといったエスカレートする欲に対して戒めており、お釈迦様もお大師様も欲をコントロールして「欲を良い方向に向ける」事を説かれております。

「欲」も「言葉」も「道具」も使い用による。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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