眞田正適の心書

住職の心書475.目先

「遙かなるを渉るには邇きよりす。」
(五部陀羅尼問答偈讚宗秘論)

訳)遠い所へ行くためには、まずは近いところから行かなければならない。

大きな夢や理想もいきなり到達するものではありません。
大きな夢を叶えて行くことは大変厳しく、挫折しそうにもなり、気の遠くなる道のりでもあります。
どんなに険しく果てしない道でも、一歩一歩着実に歩み進めた先にこそ目的地に至る事ができる。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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