眞田正適の心書

住職の心書492.平穏

誰もか幸せになりたい思って生きております。
しかし、みんなが一般的に思い描く幸せを得たとしても「あれっ?」と意外にも期待していた感情に疑問に思うことがあるかと思います。

仏教における「幸せ」とは一体どのようなものをいうのでしょうか?
仏教における幸せは「平穏」であり。心が静かな状態だと説きます。
マイホームを買ってもローン支払いのたびにビクビクていたら心の平穏は保てませんし、恋人がいても愛してくれているかが常に不安を抱いていたらそれも平穏ではありません。
たとえ経済的に豊かでなくても、物を所有していなくても日々の1日1日に感謝して今日を生きられていたらそこに平穏はあります。

皆が同じ幸せの価値観を持っているわけではありません。
人それぞれ違い、人それぞれの心の在り方があります。

「幸せや穏やかな生活は皆が得られるものであり、それは自分の心次第であるのです。」

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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