眞田正適の心書

住職の心書494.順番 2/2

「物には全て順序があり異なる働きが備わっている。不平を並べてその順序を乱し、そのためにその各々に与えられている働きを失うようになると全てが滅してしまうのである」
(雑法蔵経)

物には順番や秩序がありそれぞれの人に本来備わっている働きがあるって言うことに変わりはありません。
その順序を忘れ、気の赴くまま好き放題してきた結果、大切な人や立場や自身の心まで失ってしまうこともになりかねません。

「この行動をしたらどうなるだろう?」と、行動の前に考えてさえすればラクダの首を切ることはなかった。
何事も、何を先にするか?の望む結果になる為の順番が大切であります。

慌てると大切な物を失いかねない。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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