お釈迦さまが亡くなる前に、お弟子さんたちに送った有名なお言葉に「自灯明・法灯明」という教えがあります。
お弟子さんたちは師匠であるお釈迦さまの命があと僅かだと知り、お釈迦さまが亡くなった後、何を主に生きがいを見出したらいいのか?を問いました。
その問いに対してお釈迦さまがお答えになったのが、「人に頼るのではなく、自らをよりどころにしなさい(自灯明)」と「法(真実の教え)をよりどころにしなさい(法灯明)」という教えであります。
突如、困難が起こったとしても、むやみに他の人を頼ったり、他者に責任転換をしたりしてはならないという意味で「苦しみの原因も、またその解決方法も自分が答えを持っている」と説くのが仏教であります。
「自分自身を救えるのは自分自身」
知心寺住職 眞田正適
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