眞田正適の心書

住職の心書503.リセット

今日一日良い日にしようと思っていても、朝一番からお茶をこぼしてしまい、その日をついていない一日だと判定しがちなのは、よくあることであります。
職場で不快に感じることがあって気持ちが落ち込んだまま引き摺っているとせっかくの会食の時間であっても楽しめなくなってしまいます。

「過ぎ去れるを追うことなかれ。いまだ来らざるを念うことなかれ。
 未来はいまだ到らざるなり。
 ただ今日まさに作すべきことを熱心になせ」
(中部経典)中略

過去の事に引きづられて楽しいと思える瞬間を楽しめないのはもったいない事であります。

過去は過ぎた事。
今が良くなければ、過去も将来も良くなるはずがありません。

おはようございます。ありがとうございます。ごめんなさい。すいませんでした。おやすみなさい。

と気持ちを切り替えれるタイミングは沢山あります。
起こった不快な出来事を引き摺らず、一つ一つ気持ちを良き方向に切り替えてっていっていただけたらと思っております。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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