眞田正適の心書

住職の心書523.石の上にも

「石の上にも三年」と言った言葉があります。

どんな場所でも三年間は我慢して居続けろ!と解釈されている方が多いかと思いますが、本来の意味としては「冷たい石の上でも三年間も座りつづけていれば次第に暖まってくる。」といった意味でもあるのです。
三年間、続けていると仕事もある程度理解出来、腕も確かなものになって自信にも繋がっていくかと思いきます。

楽しい日々も辛い日々も徐々にその場に座っていれば(向き・不向きが分かれば)自分自身の答えも暖まってくる。

失った時間は戻ってこないから

我慢した事が良い方向にいけばいいのですが悪環境に慣れてしまうこともあります…。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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