「袖振り合うも多少の縁」といった諺があります。
「多少の縁」の「多少」とは果てしない過去世から続いていると言うことであり、「縁」は「繋がり」といった意味であります。
日本には一億数千万人の人々が住んでおられますが、全ての方々とお会いすることはできません。
そう考えてみますと、お会いしている人は、自分の繋がりの深い人だともいえます。
自分がこの人合わないな。と思う人がいても同じ場所で同じ仕事で同じ時間を共有するという事はものすごく深い縁があってのことであるという事であります。
一年間で出会った方達を大切に来年には更に縁を育んでいただきたいと思っております。
知心寺住職 眞田正適
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