家庭とは人と人との関わりによって成り立つところであり、ここに「家」と「家庭」の違いがあります。
お釈迦は
「家庭は心と心が最も近く触れ合って住むところであるからむつみあえば花園のように美しいが、もし心と心の調和を失うと、激しい波風を起こして破滅をもたらすものである。」と説かれました。
人と関わる事は面倒であり、煩わしいことでもあります。
一人であったらどんなに楽だろうかと思うこともありますが、その煩わしい中で人は社交性を学び、与える事で施す喜びを感じ、落ち込んでいても人の笑顔に癒され、また心が育まれていく。
「家はあるが家庭はない。」とならないように「家」の「庭」をそれぞれに水を与え、育んでいく事が綺麗な庭を作る。
知心寺 住職
眞田 正適
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