眞田正適の心書

住職の心書550.輪廻

「輪廻」はあるのか?ないのか?
質問に対して私はいつも「あるかもしれないし、ないかもしれないですね」って答えております。
どうも納得のできないような様子を浮かべるのは毎度のことであります。
でもそれが本当の答えであると思っております。
「明日」もあるのか?ないのか?の質問と同じように思うのです。
皆さんは「明日」はあると思って生きておられますが、亡くなった人からすれば「明日」という日は来なかったわけであります。
そう考えてみると「明日」はあるかもしれないし、ないのかもしれないというのが答えでなければいけません。
もし「輪廻」があったとしたら精一杯生きてきてよかったなって思える為に懸命に生きる方がより良い生き方が出来る。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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