眞田正適の心書

住職の心書562.一瞬

お釈迦様は
自ら命を断とうしている方に対して
「生は難く、死は易し。」と説かれました。
周りに迷惑もかけながらも何十年も生き続ける事は難しいですが、死ぬ事は一瞬だといった意味であります。
嫌な事ばかりが重なりますと黒板に書いた小さな点のようにそこばかり気がいってしまいます。
周りを見渡してみれば、あなたに出会えてよかったなと思っておられる方は昼間に薄っすら見える月のようにはっきりとは見えませんが周りに沢山おられるはずです。

決して生き方や行いを否定するつもりはございません!

応援してくれている人、バカ話にも付き合ってくれる心許せる友達、命を断ってしまえば過去の辛い出来事は無くなるかもしれませんが、応援してくれた方を悲しませてしまう願ってもいない方向に進んでいきます。
一度立ち止まって考える時間をとっていただきたいなと思っております。

辛くなったらいつでも相談(メッセージ)してください。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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