眞田正適の心書

住職の心書565.年輪

「来年も健康で幸せに過ごせますように」と想いを込めて節分では「年齢の数+1個」の豆を食べます。
年齢は減らしたくても毎年重ねていきます。年を重ねて生きて行く中で、年輪のように様々な経験を積み、失敗をし学びながら精神的にも成長していきます。
しかし実年齢と、精神年齢は必ずしも比例するとは限りません。
 仏教では精神年齢をどのように考えているのでしょうか?

仏教では、
与える人を「精神年齢(徳)が高い人」
貰う人を「精神年齢(徳)が低い人」と考えております。

「人に与えたい」と思うのか、
「人から貰いたい」と思うかの差。
「してやってるんだ」と人から感謝を貰おうとせず謙虚な心で施したいですね。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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