水墨の風景画を見ていて墨(黒)の一色を濃淡や潤渇の加減だけを使って世界観を表しております。
「白」と「黒」の陰影で奥行きや広がりを理解できます。
「あいつさえいなければ‥。」
「足を引っ張ってきやがって!」
「あいつは腹が立つ」等
といった存在があるから良い人の存在に気付く事ができます。
みんな良い人であったらみんな普通に感じてしまいます。
自分の人生も同じ事。
人生の汚点があるから、辛い過去があるから奥行のある人生を表現でき、幸せを見出せる事ができるのです。
黒があるから白は映える。
苦労があるから些細な幸せを感じる事ができるのです。
知心寺 住職 眞田 正適
コメント