眞田正適の心書

住職の心書586.理想

真言宗と言われる宗派の特徴はこの身このままで仏になることが出来る「即身成仏」を説いております。
その方法としましては「身体」に印を結び、「口」に真言を唱え、心を仏の気持ちに赴いていく事で「身口意」であります「行動・言葉・心」がぴたっと合わさった時に一体となることができると説かれております。
理想を掲げて口では「こうしたい」「こうなりたい」「こうありたい」と言っていても心の中で「どうせ私なんて」「無理」「できっこない」と心と口が違えば理想の姿に近づくと事はできません。
は当然の事であります。
例えるならアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるようなものであります。
そのブレーキを外さないと進むことは出来ません。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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