眞田正適の心書

住職の心書602.可能性

生きていたら誰だって悩みます。
「やりたい事が見つからない」「仕事の問題」等。しかし悩み事自体全く悪い事ではなく、責める必要もありません。

「それ一千二百の草薬、七十二種の金丹は、
身病いを悲んで方を作り一十二部の妙法、八万四千の経教は心疾を哀れんで訓を垂る」

訳)病気で助けてあげたいと悩むから数々の薬や医療が発達して、非常に大量な仏さまの教えは、人が心の病いのために救ってあげたいと言う哀れみの心から生まれたものである。

「悩みは裏を返せば可能性。」

車と競争して車に抜かれても落ち込む事がないように人は可能性が無い事にはそもそも悩みません。
結婚したいと考えておられる方は結婚できる可能性があるから悩むのです。
今までの自分を変えたいと思い悩むのには変われる可能性があるから悩んでいきます。

悩みが多くあるのであればそれだけ自分に可能性があるといいこと。

心配はいりません。

知心寺 住職 眞田 正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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