眞田正適の心書

住職の心書615.無宗教

「ロウソクが炎なくして燃えないように、人間は精神的な拠り所なしに生きることなどできない。」とお釈迦様が説かれました。

お釈迦様が説かれるように人は疑いだけを持って過ごす事は出来ず、支えとなる何かを信じる事が出来ないと生きていけないのだといった意味であります。

「無宗教」や「無神論」も信じていないかと言えばそうではなく、私は無宗教・無神論なんだという事を信じて生きております。

無宗教・無神論が問題ではありません。
辛い時、挫けそうになった時その自分の信じた事が心の支えになっているかが重要であります。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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