眞田正適の心書

住職の心書622.無駄遣い

「そんな必要ない物買わんと必要な物買った方がいいよ。」
「無駄遣いするな!」
「お金は大切に使おうね。」
と親は言う。

その言葉自体は正論で正しい意見なのかもしれません。
しかし、無駄遣いなのか?無駄遣いじゃないのか?は本人が決めることであり、親が決める事ではありません。

もしかしたら親達が持っている何十万もするバックを見て子ども達は無駄遣いだと思っているかもしれません。

何が大切なのかは人それぞれ価値観は違うという事。

仏教では「お金は幸せになる為に使おうね」と説きます。

買った本人がそれで幸せならそれでいい。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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