眞田正適の心書

住職の心書636.寄り道

「効率化」とは、同じ一定の時間内で、より多くの生産や成果を生み出せるように、工夫することだと書かれておりました。

最近よく
「効率化を図れ!」
「時間は有限だからこそ効率を求めろ!」
「効率化を考えろ!」
といった言葉をよく耳にします。

仕事に対しては効率的に考えて、無駄な時間や無駄な作業を減らす事はとても大切な事だと思います。

 しかし人生に限っては、無駄な時間や一般的には寄り道だとされている事が返って自分の人生にとって充実な時間をくれる事だってあります。

「寄り道」は、一生という時間内で、より多くの気付きや発見を生み出してくれます。

「ゴールデンウィーク」は普段通りではなく、普段の時とは違う「寄り道」をして素敵なお店や新たな気付きを見つけて充実した休日をお過ごし下さい。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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