人が亡くなる事は悲しい事であります。
何回・何十回・何百回とお葬式を勤めきても決して慣れるものではありません。
大切な方を失った悲しみの深さは、生前に亡き人からいただいた「優しさの量」で決まっていきます。
いただいた物が大きければ大きい程、それに比例して亡き人を失ったことの喪失感を生み、いただいた分、悲しみが大きくなっていきます。
しかし、亡くなる事は決して悪い事だけではありません。
出会えてなかったらそのように感じる事はありませんし、出会えたからこそ大切な人であったと気づく事が出来るのです。
一つの悲しい出来事についてどう考えるかが大切であるのです。
知心寺 住職 眞田正適
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