眞田正適の心書

住職の心書660.掃き溜め

ゴミが集まって積み上がったところに居合わせた際に自身の手にゴミを手に持っていれば、ここに捨ててもいいのかな?といった気持ちになります。
人も同じように思うのです。
全ての人の言うことを聞いて受け入れてしまうと、「あの人に頼んでいいんだ!」「あの人言えばやってくれるでしょ!」と周りに思われてしまいます。
自分自身を大切にするという事は自分の気持ちを綺麗に調えるという事であります。

綺麗な場所には誰もゴミを捨てようとは思いません。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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