勉強会で「知恵」と「智慧」について考えるきっかけをいただきました。
「知恵」とは道筋を立てて論理的に考え、起こった出来事に対して有効であるかどうかを考えて解決していくための能力。
「智慧」とは世の中に厳然として存在する真実を見抜いていく力であると説かれておりました。
「知恵」がつくほど賢くなり、素直に人の意見を聞くことが出来なくなってしまい、自然と頭が上がっていきます。
「智慧」がつくほど人格が備わり、ってくれば、自分の愚かさ、小っぽけさに気づき、謙虚になって自ずと頭が下がります。
曖昧な事に対して「輪郭」を出していくのが「知恵」。
行いに反省して「人格」を磨いていくのが「智慧」。
知心寺 住職 眞田正適
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