眞田正適の心書

住職の心書667.大安1

「何かを始める際、大安の日にした方が良いのでしょうか?」
といった質問をいただきました。

「如来の法の中に、吉日良辰を選ぶことなし」(涅槃経)

「吉日良辰」とは「良い日」という意味であり、要は「良い日・悪い日を選ぶ事はない。」とお釈迦様は説かれました。

「大安の日」に結婚したことによって、その後の夫婦生活が必ず円満になるものではありません。
試験の日が「仏滅」であっても、試験に合格する人もいれば、不合格になる人もおられます。
同じ日であっても、良い日になるのか、悪い日になるのかは人それぞれ違います。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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