「愛する者から憂いが生じ、愛する者から恐れが生じる。愛するものを離れたならば憂いは存在しない。どうして恐れることがあろうか」(法句経)
「私を大事に思ってくれてるならこのくらいはしてくれるはずだ‥。」
「親は子どもに愛情をかけるのが当然」だと思い込んでしまい、そうならない事実と対峙した時に心底落ち込んでしまいます。
「愛されたい」といった感情が強くなればなるほど自分のことを大事に思ってくれるかどうかが日々不安になり恐れが生じてくる。
「愛」は素晴らしい面もあれば自分自身を苦しめる面も孕んでいる。
「愛」に執着するのではなく、些細な事に「感謝」できたならば不安や恐れはなくなっていく。
知心寺 住職 眞田正適
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