眞田正適の心書

住職の心書689.敷居 2

敷居や障害のない「バリアフリー」の状態もいい面もあれば悪い部分もあります。
集中豪雨になると水が溢れ出し住宅や地下鉄の駅にも水が流れ込み、浸水してしまうことになります。
人間関係においても、全てを受け入れる行為は決して良い事だけではないという事です。
親しき仲にも礼儀ありと言うように、「なんでもいいよ」としてしまうと大切にしているプライベートな領域を侵害されたり振り回されてしまうことにもなりかねません。

自分の過ごしやすい環境を作る為には
「自分の敷居を簡単に下げてはいけない」と言う事であります。
自分の定めた敷居である「このぐらいまでは許容できます。」といった高さを超えられる人を歓迎すれば心地よい人間関係を築くことが出来るのです。

受け入れれる敷居の高さを何メートルにしますか?

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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