眞田正適の心書

住職の心書748.紡ぐ

「紡ぐ」 「線をもって花を貫きて 乱さず堕さざるがごとく かくのごとく、よく教えの線をもって人天の花を貫きて三途に乱堕せず」 (金剛頂経問題) 訳)糸をもって花を貫けば乱れることなく、地に落ちることがないように、教えの線でもって仏性の花を貫けば人は地獄に落ちる事はない。 花は根や茎が支えとなって綺麗な花を咲かせております。 根の部分や茎の部分だけではお世辞にも綺麗とは言えませんがその部分があっての花であります。 「消したい過去だ!」「汚いから!」といって捨てようとするなら花は咲く事はありません。 過去も含めて自分の人生。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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