眞田正適の心書

住職の心書755.妥協点

「理想」とは
人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態とあります。

「好きなことをして生きていく人生は確かに理想だけど現実はそう甘くは無いですよ。」
といった意見をよくいただきます。

おっしゃる通りで反論もありません。

「そうあって欲しいと思う最高の状態」がすぐに手に入ったら誰も苦労はしません。

「妥協」出来るということは確実に理想に進んでいる証拠。

「現実はそう甘くはない!」といって、そうあって欲しい「理想」を捨ててしまえば「妥協」すら出来なくなってしまうから‥。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン