眞田正適の心書

住職の心書758.逃げるな

「辛いことから逃げてはいけない」と昔はよく言われていた事を思い出します。

それとは逆に今は「好きなことだけして生きていきなさい」と言われるようになりました。

「辛いことから逃げてはいけない」
「好きなことだけして生きていきなさい」
というのはどちらも大切な事だと思います。

しかし、その選択で忘れていけない事は、先にある描いた理想の未来があるかどうか。

「逃げ出したいこと」「好きなこと」を選んだ先に自身の幸せがあるかどうか。

「この選択が自分のためになる」と自身が納得して前向きに取り組めているかどうか。

「最高の目的を達成するために努力策励し、こころが怯むことなく、行いに怠ることなく、堅固な活動をなし、体力と智力とを具え、犀の角のようにただ独り歩め。」(スッタニパータ)

「逃げてはいけないのは自分の素直な気持ち。」

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン