眞田正適の心書

住職の心書764.視点 1

「あの人にどう思われているのかな?」
「あの人に引かれていないかな?」
と人の目が気になる方が多くおられます。

相手からどう思われているかではなく、自分がどう思われているかを考えてしまうと人の目は嫌でも気になってしまいます。

人の目が気になるのには、相手からどう思われているかではなく、自分がどう思われるかをだけを見てしまっている点が問題だともいえます。

「あの人にどう思われているのかな?」
「あの人に引かれていないかな?」ではなく、

「あの人はどう考えているのか?」「あの人はこの時どう思うのか?」
徐々に視点を自身から相手に変えていくと人の目よりも相手に対しての興味の目に変わっていく。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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