眞田正適の心書

住職の心書766.マイヒーロー

お釈迦様は、自分の姿を作ってはいけないと弟子達に伝えておりました。

しかし、お釈迦様の入滅後600年~700年程経った頃、人々は仏像を造り祀るようになりました。

「この方のようになりたい」
「この人の考えを理解したい」と

悟りを開かれたお釈迦様という憧れの方に近づく為にお釈迦様の姿を模した仏像を作り、理想像を作り上げて、その方向に向かって修行に打ち込むことが出来たのが今に繋がっております。

自分自身のまだ見ぬ未来を想像するより、憧れる方の生き方の姿を見て目指す方が想像し易かったのだと愚考しております。

「自分が憧れるマイヒーローは誰ですか?」
「自分が憧れるマイヒーローのどんな所が好きですか?」

そこに自分の大切にしている価値観が現れる。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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