眞田正適の心書

住職の心書787.居場所

弘法大師1250年生誕を祝う法要の打ち合わせで何年振りかに会った諸先輩方達。

何気ない会話に懐かしくもあり、居心地の良さを感じた。

そう考えてみると「居場所」は「自分自身が居ないといけない場所」ではなく「居ても居なくてもいい場所」

何年経とうが、その場所に行かなくても「おかえり」と言ってくれているように感じる場所が「自分の居場所」

それぞれに離れていてもそんな場所が自分にもあると思うと明日も頑張れる。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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