眞田正適の心書

住職の心書794.叱る 1

「いつも危なっかしい子供に対してどう叱ったらいいのか?」について質問をいただきました。
仏様のように常に優しい微笑みで相手に伝わったら何も悩むこともありませんが時として叱らなければならない時もあるかと思います。

仏教には、「如来」「菩薩」「明王」「天部」など様々な種類があります。
 
何故分けられているのか?

それは「役割の分担」

優しい言葉や態度では中々伝える事が出来ない人に対して、恐ろしい忿怒(ふんぬ)の形相で現れて、力づくでも良い方向に導こうとする役割が不動明王などの忿怒の相であります。

時として叱らなければならない時もあります。

姿は変わっても「良い方向に向かわせたい」といった優しさは変わるものではありません。

そのように思って接していれば大丈夫です。

必ず相手に伝わります。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP
ログイン