眞田正適の心書

住職の心書805.成功体験 2

「この筏は大変役に立った。この筏のお陰で大河を渡ることが出来たから。この筏は捨てるには惜しい。担いで道を歩いて行こう!」

が適切な判断なのか?
お釈様は
「この筏は大変役に立った。この筏のお陰で大河を渡ることが出来た。だが、この先は不要である。この筏を岸辺に置いて道を歩いていこう。」

このような判断こそ、適切な判断であると説かれました。
「正しい教えですら捨て去るべき時がある。」

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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