眞田正適の心書

住職の心書815.成功論

いつも助言をいただいている方に上手に物事を進めていく秘訣を尋ねた。

「そんなものはない。ただ毎日自分のやるべき事をやるだけ。」
とシンプルな答え。

「衆芸、沙を弄んで始めて已に其の極みにかなえり。」(性霊集)

訳)技術や技能はコツコツやることで、究極の境地に達することができるのです。

同じ事をお大師様も説かれております。

日々、成長に向かっていく中で努力して2段飛ばしは出来ても10段を飛ばして、階段を駆け上ることができません。

いくら便利なツールがあっても、「コツコツ」だ大切ですね。

先ずは一歩から始めませんか?

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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