眞田正適の心書

住職の心書888.紅葉狩り 2

私自身、紅葉する理由を理解してとても大切な事を教えてくれているように思います。

いつまでも同じ状態はなく、春に葉を茂らせて、夏に大きく成長し、秋には紅葉となって、冬には枯れ散っていく。

 茂らせた葉っぱがアッという間に枯れ散ってしまい、落ちていく状況を目の当たりにしてしまうことはとても辛いことであります。

紅葉のように葉が散ってしまい、何も残されていない「どん底」の状況に見えるかもしれませんが、次の葉を茂らせる為に栄養を蓄えている時期であります。

「誰にでも耐え難い冬は訪れます。」

今はそのような時期だと理解したらその為に何をするべき事が見えてきます。

大丈夫です。
必ず春を迎えますから。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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