眞田正適の心書

住職の心書889.喪中葉書

近親者の死を追悼し、魂を鎮めるために慶事ことを避けることを「喪に服する」といい、その期間のことを「喪中」と呼びます。

年末にもなり友人から喪中葉書が届くようになった。

「あの方のお父さんが亡くなったのか‥」
「可愛がってくれたあのお母さんが亡くなったのか?」
「あんなにも元気だったのにな‥。」

送られてきた喪中葉書を手に持ったまましばらく思い出に浸る。

最近では喪中ハガキは送る方は面倒だと言われておりますが、私にとってはお世話になった方を思い出させてくれる大切なお便り。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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