眞田正適の心書

住職の心書904.腹をくくる

皆さんは年末年始はどのように過ごされたでしょうか?
「正月太り」や「寝正月」といった言葉もあるように、長期休暇で今までの生活リズムが崩れやすい時期でもあります。

そうは言ってもいつまでも正月気分を過ごし続けることは出来ません。

今までの生活から抜け出し、気持ちを切り替えて仕事に行く日であります。

「腹をくくる」とは「嫌々行く」といった意味ではなく「緩んでいる帯を締め直す」といった意味。

仕事として新たな1年が始まります。
生活リズムを整え、緩んでしまっている気持ちを締め直して気持ちを切り替えて「側(はた)を(楽)らくに」できるように励んでいっていただけたら幸いです。

知心寺 住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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