こんなにも信仰しているのにどうして災難が付き纏うのか?神も仏もいないのでは?と思っていた時期もありました。
「蓮を観じて自浄を知り、果を見て心徳を覚る」(般若心境秘鍵)訳)泥の中から茎を伸ばす蓮の花は、泥に染まることなく、美しい花を咲かせ、実をつけます。
「高山に風起ち易く 深海に水量り難し」(性霊集)
「信心とは、決定堅固にして、退失なからんと欲うがための故に、この心を発す」 (三昧邪戒序)訳)信心とは、固く信じて疑わないこと。そして、後戻りはしないと決意をすることで生まれる心である。
実際に悪いことをしてる人でも幸せそうに暮らしている人はたくさんいます。「悪い果実、未だ熟せざる間はあしきをなせる人も幸福を見ることあるべし。されど、悪い果実、熟するにいたらば、その人に不幸逢わん。」(
「遙かなるを渉るには邇きよりす。」(五部陀羅尼問答偈讚宗秘論)訳)遠い所へ行くためには、まずは近いところから行かなければならない。
「何故、無謀にも高い壁に挑戦しようとするのか?」疑問に思い、思い切って質問した。「確かに壁は高いが壁を登り切った時、次はその壁が自分を守ってくれる壁となるから。」
「釈教は浩汗にして際なくはてなし。一言にしてこれを蔽えば二利に在り。」(御請来目録)訳)仏教は広大無辺な教えですが、一言で述べるなら二利に尽きる。