「自宝を知らず、狂迷を覚と謂えり」(秘蔵宝鑰)訳)自分が宝をもっていることを知らず、他人の意見や考え方を信じ、目先のことばかりに心奪われてそれを真理だ正解だと勘違いしてしまっている
「新しい乳が容易に固まらないように、悪い行いもすぐにはその報いを示さないが、灰に覆われた火のように、隠れて燃えつつ、その人に従う。」
「生きている時に、同じ悪事を行っても地獄に落ちる人と落ちない人がいるがどうしてその差になるのか教えて下さい。」と弟子がお釈迦様に質問しました。
「仏」とは絡まり合った心のもつれが無くなり「ほどける」状態を表した言葉だとされております。
「道を聞いて動かずんば、千里いずくんか見ん。」(性霊集)訳)素晴らしい仏の教えを聞いても、それを実践しなければ、長い仏道を進むことはできない。
誰もが幸せになりたいと思って生きております。その幸せを得る為に様々な努力や様々な物を買っては幸せを感じようとしますが何故か満たされない事があります。何故そのような気持ちになるのでしょうか?
「如来は実に平等にして、悲心普からずということなし。」(五部陀羅尼問答偈讃宗秘論)訳)如来の教えは平等であって慈悲の心はあまねく全てに行き渡っている
「救世主」とは救う働きをする人とあります。誰もが救っていただいた方、恩人と思える方はおられるかと思いますが皆がそう思っているのかといればそうではありません。