「一切の形成されたものは苦しみであると明らかな知慧をもって観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。これこそ人が清らかになる道である。」(法句経)
9/10(土)に9月定例講・特別講を開催しました。
「生きている時に、同じ悪事を行っても地獄に落ちる人と落ちない人がいるがどうしてその差になるのか教えて下さい。」と弟子がお釈迦様に質問しました。
「仏」とは絡まり合った心のもつれが無くなり「ほどける」状態を表した言葉だとされております。
「道を聞いて動かずんば、千里いずくんか見ん。」(性霊集)訳)素晴らしい仏の教えを聞いても、それを実践しなければ、長い仏道を進むことはできない。
誰もが幸せになりたいと思って生きております。その幸せを得る為に様々な努力や様々な物を買っては幸せを感じようとしますが何故か満たされない事があります。何故そのような気持ちになるのでしょうか?
「如来は実に平等にして、悲心普からずということなし。」(五部陀羅尼問答偈讃宗秘論)訳)如来の教えは平等であって慈悲の心はあまねく全てに行き渡っている
「救世主」とは救う働きをする人とあります。誰もが救っていただいた方、恩人と思える方はおられるかと思いますが皆がそう思っているのかといればそうではありません。