昔、ひどい目にあわされた人に対して復讐をしたいといった投稿を目にした。
辛い経験があるから自分がされたと同じようにその人にひどい目に合わせてやりたいといった気持ちもよくわかります。
しかし、ひどい目にあわされた人はそのことについてなんの罪悪感もなくどこかで楽しく生活していることも事実。
それなのにその人のために自分の貴重な時間を使って思い続ける事自体馬鹿げております。
お釈迦様は
「怒りにしがみついているのは誰かに投げるために真っ赤に燃えている石炭を掴むようなものである。」と説かれました。
結局 火傷するのは相手ではなく自分自身であります。
その時の怒りによって積み重ねてきた努力や信頼も一気に失ってしまう。
だからこそ普段から自身の心に耳を傾けておくべきであるのです。
知心寺住職 眞田正適
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