眞田正適の心書

住職の心書36.人徳 慕われる人

突然、普段お世話になっている方から謝りの連絡が来た。

忙しい方なので抜けるのも当然であり、いくら気をつけていてもミスもしてしまう。

周りに慕われている人は、共通して謝る事が出来る方が多いように思います。

自分が失敗をしたときに、言い訳をせず素直に謝ることができる。

間違いを認めることは自分の弱さを認めることと同じであり、立場が邪魔をして中々言えるものではありません。

「物の興廃は必ず人による。人の昇沈は定めて道にあり。」(性霊集)

物事が栄えるか滅びるかは、必ず物事に関わっている人による。

人が向上するか沈んでしまうかは、その人の学んだことや生き方による。

素直に謝れる人と人望は比例してしていくことを学ばせていただいた。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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