お金持ちの男は、その時やっと人生の伴侶とは誰かを知り、喜んで第四の妻と一緒に死後の世界へ旅立ちました。
・第一の妻とは自分の体です。
いくら愛しても、肉体は私と共に別れてしまいます。
・第二の妻とは財産です。
どんなに苦労して蓄えても死ねばその場で別れなければなりません。
・第三の妻とは夫婦、子ども、親戚や友人です。
墓場までは涙ながらに見送ってくれます。
・第四の妻とは心です。
よき時も悪い時も、心だけが永遠の伴侶であるのです(雑阿含経)。
死ぬ時は全てを失う。
死ぬ時に唯一残るのは良くも悪くも思考(心)だけ。
「心がけが後の財産となる。」
知心寺住職 正適
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