眞田正適の心書

住職の心書74.怒りの相手

悪口や陰口を言われたりすると心の中で怒りの気持ちがふつふつと湧き上がってきます。

「あいつだけは絶対に許さない」と思う気持ちもよくよく考えてみると そう思ってるのはお互い様ではなく、実際はこちらが一方的に思い込んでいる場合がほとんどであります。

悪口を言われた側はをずっとその人の事を忘れずに思っているのに関わらず、言った本人はお酒を飲んでテレビを見て笑っているのかもしれません。

貴重な時間を悪口を言われた相手に費やすことをどのように考えますか?

悪口を言われた方の為に自分の大切な時間を使ってはもったいないように思います。

せっかく平等にいただいた時間を自分の幸せの為に使うべきであります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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