眞田正適の心書

住職の心書77.六波羅蜜/自戒

自分の心を思うように操ることに関して、言葉で言うのは簡単ですができるようになるには、
「言うは易く行うは難し」の類です。

思うようにならない自分の心を持て余してそのために右往左往するのです。

あたかも自転車で下り坂を走るのと同じことで急にブレーキをかけると自転車ごとひっくり返ってしまいます。

かと言ってブレーキを離したら自転車は全速力で坂を下ります。

一度、勢いがついた自転車は簡単には止めることができません。

 「人間の心も同じことです。」

一度煩悩(欲)が起こったらとどまることを知りません。

これで終わりと言う事は無いからです。

いつでもブレーキをかける事ができるようにメンテナンスする必要があります。

今の自分はどうか、偏ってないか、自己中心的な考えではないかの言動を改める期間がお彼岸であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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