眞田正適の心書

住職の心書88.煩悩の数

煩悩の数は108種類あるといわれております。どういった数え方なのでしょうか?

人に感覚を生じさせ、迷いを与える六つの要素である 「眼、耳、鼻、舌、身、意(こころ)」を指します。⑥
それに人間の感情の 好き・嫌い・どちらでも無い③
更に浄(きれい)・染(汚い)②
最後に過去・現在・未来 ③をすべて掛け合わせると108の数です。

お釈迦様は自分の心を観察するようにと説かれました。
それぞれに細分化をして見てみるとこの108種類によって心の運び方が構成されている事に気づくのです。

仏教では苦しみの根源を「無知」と説きます。知らないからこそ迷うのです。
答えを先に知っていたら問題に直面したときに動じることなく物事を向き合う事ができるのです。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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