眞田正適の心書

住職の心書101.二回目の参拝

以前お参りしたことのあるお寺にもう一度お参りさせていただくご縁をいただいた。
一度目のお参りは気持ちが落ち込んでいたせいかあまり良い思い出はなかった。
今回お参りによせてもらったときには何故だか素晴らしいご縁をいただいのだと心が素直に喜んでいる。
同じ場所であるのに気持ちの持ち方で大きく違ってくると感じたお参りでありました。

「心暗き時は即ち遭う所悉く禍なり。
眼明らかなる時は、即ち途に触れて皆宝なり。」(性霊集)

心から楽しめない時、悲しい時には何であっても全く面白くないものであります。
心の中が明るい時は目に映るものことごとく宝のような素晴らしい価値が見いだされるとお大師様(空海)は言われております。
 
同じ景色であっても心持ちによって見方は変わっていく。
だからこそ心に向き合ってべきであります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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