眞田正適の心書

住職の心書104.恩 2/2

「仏法遥かに非ず。心中にして即ち近し。真如外に非ず。身を棄てていずくにか求めん。」(般若心経秘鍵)
                          
訳)仏の教えは遥か遠くにあるものでは無く、とても近い心の中で感じるものであります。真理は外の世界にあるわけでは無い。自身以外のどこに求めるのか。

「感謝」の気持ちがない人=喜ぶ心がない人

「感謝」する気持ちがないと、どのような境遇にあっても不平不満が出てきます。

どれだけ物やどれだけ資産をもっているかではなくどれだけ小さな事にでも感謝できるかであります。

使い古された言葉がありますが

「人は一人では生きていけません。」

一本の木が立っているという事はその何倍以上の根を張っているからこそ木が支えられて立つ事が出来ているって言うことであります。
見えない働き、見えない影の部分を知るということが「感謝」を感じる為、「幸せ」を感じる為には絶対条件であります。

知心寺住職 眞田正適

眞田正適

眞田正適

中学校を卒業してから高野山にて十年間 真言密教を学び、行を経て地方寺院にて長年奉職するもコロナウイルス感染症が流行により、辞職することになる。 自分自身に何ができるかと自問自答していた時に、知心会代表である岡本真太郎と出会い、「皆が共に学び、共に成長できる場所を作りたい」といった想いに感銘を受け、知心寺を興し、知心寺住職を拝命する。 日々綴っている「住職の心書」では、仏教の教えをもとに心を豊かにする言葉を発信している。

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